Pauper ミラディン人のスパイ 再来
http://coverage.mtg-jp.com/gpkob14/article/011057/

公式サイトのグランプリ神戸のカバレッジを読んでいて、ナベこと渡辺雄也氏の言葉が響きました。

「ひとつのデッキをやりこんだ人が勝つ環境ですね。奇抜な高得点のデッキを作るよりも、60点のデッキをやりこんだ人が勝ちますね。サイドボーディングとか色々なシチュエーションにケースバイケースで対応できた人が、勝つと思います。」

"継続は力なり"という言葉がある通り、一つの物事に対してちゃんと向き合った分だけ結果は出る、と。八十岡翔太氏が青黒テゼレットを使い続けて勝ってるように、またsurucucuさんがウィーゼロを使いつづけてPauperのメタの一角に喰い込んだように、その道をずっと歩いてきた人はちゃんと結果を残しています。

そういったものに刺激を受け、自分もちゃんと自分のデッキと向き合おうと思いました。



お待たせしました。みんな大好き、ぴぃと言えばあのデッキです。

「ミラディン人の才覚」
土地(14)
6 《島/Island(UNH)》
1 《平地/Plains(UNH)》
4 《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》
4 《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》

クリーチャー(24)
4 《Shield Sphere(ALL)》
4 《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》
4 《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》
4 《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4 《ミラディン人のスパイ/Mirran Spy(MBS)》
3 《孤独な宣教師/Lone Missionary(ROE)》
1 《幻の漂い/Drift of Phantasms(RAV)》

呪文(22)
3 《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》
3 《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(THS)》
4 《消し去りの才覚/Banishing Knack(EVE)》
4 《定業/Preordain(M11)》
4 《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria(MRD)》
4 《物読み/Thoughtcast(MRD)》

サイドボード
3 《払拭/Dispel(RTR)》
2 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
4 《水流破/Hydroblast(5ED)》
3 《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
3 《早霜/Early Frost(5DN)》


半年の発酵期間を経て、さらに変化しています。
勝ち手段は2つ。飛行ウィニーによるビートダウンか、ミラディン人のコンボ達成です。過去の日記にも書いた内容ですが、改めてまとめます。

1、飛行ウィニーで攻める
メインアタッカーは《雲ヒレの猛禽》《きらめく鷹》の2種。先に猛禽を出し、《Shield Sphere》をきらめく鷹で出し入れすることで猛禽のサイズアップを狙います。3体揃えば3/4は安定し、2枚目のShield Sphereや《消し去りの才覚》でさらに出し入れすることで最大5/6まで大きくなります。また《戦隊の鷹》を採用することで除去に対する息切れ防止になります。《チス=ゴリアの歯》があれば戦隊の鷹も十分な攻撃力を持つことができます。

2、ミラディン人のスパイで無限パワーを達成
アーティファクト3つ以上、召喚酔いの解けたクリーチャーがいる状態で《ミラディン人のスパイ》を出し、召喚酔いでないクリーチャーに《消し去りの才覚》を撃ちます。そして《チス=ゴリアの歯》を出し、タップで+1/+0した後にバウンスして出しなおすと歯を再び出し直せます。これを繰り返してパワーを相手のライフまで上げて一撃で倒します。

メイン戦は飛行ウィニーの動きをしつつ、押し切れない場合や負けている場合にコンボ達成を狙う形となります。ただし、これまでの形だとコントロールに対して攻め切ることもコンボ達成も困難でした。そこで、今回はサイドチェンジで対コントロールの布陣にシフトします。

out:
4 《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》
2 《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》
3 《孤独な宣教師/Lone Missionary(ROE)》

in:
3 《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
3 《早霜/Early Frost(5DN)》
3 《払拭/Dispel(RTR)》

新規パーツは《きらめく鷹の偶像》。デッキの構造にも合致しており、かつ高い除去耐性を持つため安全に召喚酔いが解けるまで待つことができます。そして除去や打ち消しを構えている相手に対して《早霜》で無理矢理隙を作り、手札からスパイ、歯、才覚と展開して突然死をお見舞いします。遅い相手に対して有効な手段となります。



現在の最大の問題点は青単への有効打が少ないこと。全体的に軽いため《呪文づまりのスプライト》が刺さってしまい、思うように場を展開させてもらえません。また回避能力を飛行に頼っているため《きらめく鷹の偶像》でコンボを決めようにも突破できず、それ以前にコンボの隙を与えてもらえません。回避能力はありませんがサイズが大きく軽い《献身的な補充兵/Ardent Recruit》など、別の攻撃軸を準備すべきかもしれません。

また上記リストは基本的な構造が未完成で、マナベースの配分が非常に難しいです。あーティファクトを確保するため《バネ葉の太鼓》や《旅行者の護符》で土地の枚数をかなり減らしていますが、土地事故や色事故がやや多いためもっと見直しが必要です。

現在はこんな状況です。一つ一つ問題点を挙げ、地道に解決していくことがデッキを強くする方法だと思っているので、長い目で見て成長させていくつもりです。

コメント

surucucu
2014年9月21日23:34

凄くありがたい事が書いてあって泣きそうです
長期間のやり込みが許されるのはエターナルフォーマットのいいところですねえ

「That’s a stupid deck」
「Thanks」
ってのはしびれるやり取りですw

ぴぃ
2014年9月22日23:28

surucucuさん
社会人になってから特に資金よりも時間の問題で研究ができないので、Pauperみたいなゆっくりしたフォーマットは本当にありがたいです。

どんなコメントでも、デッキに対してのコメントは評価だと思っとります。

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